今なぜ「ノンフライヤー」が売れているのか。
それは下記の理由が教えてくれるようです。
①日本における肥満人口は少しずつ増えている
こちらの厚生労働省の2つのグラフデータを見てください。
日本人の肥満の割合は男性30.4%、女性21.1%という調査結果が出ています。
年代別では、男性50歳代の37.3%が最高で、次に40歳代が35.2%と高くなっています。
それに対し、年齢が上がるにつれて肥満の割合が高くなる女性ですが、
最も高い70歳以上でも男性より低い27.1%となっています。
昭和51年からの年次推移グラフを見てみると、横ばいが続く女性に対し
男性は肥満の割合がこの30年間で倍増しています。
最近は小学生の頃からスタイルを気にする女子がいるほど
女性は美しさを常に追求する生き物であると言われています。
しかし男性の場合、最近でこそメンズエステや男の美しさも追求され始めてきましたが、
世の中の多くの男性は自分のメタボ腹び関しては女性より無頓着のようで
食べ物にもあまり気を使っていない傾向があります。
それが男性の肥満の割合を急増させている原因です。
②必要以上に食べ過ぎてしまう
とかく先進国の現代人は、食品に含まれる糖分を過剰に摂取しているので
その影響で食欲抑制ホルモンであるレプチンの働きが低下している状態にあり
体が求める必要以上に食べ過ぎてしまいます。
その食べ過ぎる状態を続けている不健康な人は健康な人に比べて
食べ物から得られる快感が少なくなってくるので、
さらに満足する快感を得ようとして食べ過ぎてしまうのだそうです。
食べ過ぎてしまう傾向は大人だけでなく子供達にも出てきていて
今や10人に1人の子供が肥満だと言われています。
それは家庭での食生活や生活のリズムの乱れからきているのだとか。
共働きで昼間両親がいない家の中で好き放題に甘いジュースやお菓子を食べ
両親と一緒に夜遅くのファミレスでコテコテのハンバーグ定食を食べ
ゲームに夢中で外に遊びに出ることも少ない現代の子供達。
子供に与える生活の悪影響は自由と放任を取り違えた親の無責任さからきていると
少しずつ気づき始めた大人達はいるようですが、まだまだ改善の方向には向かっていません。
③油を摂り過ぎてしまっている
私達が口にする油は、美肌やアンチエイジング効果に加え
脂肪を燃焼させるダイエット効果もありますが、
過剰摂取は肥満、そして糖尿病などのさまざまな現代病・成人病に繋がっていきます。
油には2つの種類があります。
動物性脂肪と植物性脂肪です。
動物からとれる動物性脂肪は体温が約39℃より低い温度では固まりやすく、
高温の陸上動物の体内ではなんら支障はないのですが
体温がやや低めの36~37℃の人間の体にたくさん入ると支障をきたすことになります。
摂取しすぎた動物性脂肪は体温が低い人間の体の中で少しずつ固まっていき
血液をドロドロにさせ、血流を悪くし、細胞への酸素の供給量を減らしていきます。
酸素の供給量が減った細胞の燃焼率が低下すると酸素や栄養素も運ばれにくくなり、
体内に脂肪が増え、肥満や成人病になってしまうのです。
植物性脂肪は、数年前からCM等で「体に脂肪がつきにくい!」という植物油は
コレステロールの吸収を抑え、従来の植物油に比べ脂肪がつきにくいので
揚げ物等のたくさん油を使った料理に安心して使えると未だ大ヒットになっていますが、
栄養学では植物油は酸化しやすいため、細胞・組織を変性させ
その過剰摂取がガンを発生させることを明らかにしていることをご存知でしたでしょうか?
アレルギーやアトピーもひどくなり、
免疫力も低下してあらゆる病気にかかりやすくなることもわかっています。
油の過剰摂取は私達の健康を害することが明確にされているからこそ
健康ダイエットもできる油を使わない「ノンフライヤー」が売れているのです。